本気で死のうとしている人にとって、「死にたいなんて言うなら、死ぬ気で生き抜いてみろ」ってのは、かなり筋違いでは?という主旨の話をします。
「死ぬ気で頑張る」というのは、消極的であれ積極的であれ、何かに全力で取り組む様を表します。それができる人というのは、「生きる気」がまだ充分に残っている人だと思うんですよ。(言葉というのは可笑しなものですね。) だから、その「生きる気」が深刻なほど喪失している自殺志願者に、「死ぬ気で生き抜け」と言うのは、愚かな論理じゃないですか?
喩えて言うなら、ガソリンが切れている車に、ガソリンが切れるほど突っ走ることを求めるようなものです。ガソリンが切れるほど突っ走るのは、充分にガソリンが残っていなければ無理ですね。
ともあれ、たとえ自分が言われて奮い立った言葉であっても、他人に対して即座に適用させようとするのはよくないと思います。
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