私はエンジニアをしていますが、インド人に優秀なエンジニアが多いということをよく聞きます。その背景として、質の高い数学教育のみならず、カースト制度との関係も無視できません。
インドにおいてカースト制度は、人々の身分とそれ相応の職種を決定づけます。しかし、ITはカーストのいずれの位もカバーしてこなかった新領域であるため、カーストの抜け穴としてたくさんの人材が参入してきました。(cf. 落合陽一『日本再興戦略』幻冬舎)
つまり、彼らにとってIT分野で働くということには、自分の生活にとって切実なモチベーションがあります。そのため、必死こいて自主的に勉強するでしょうし、結果として世界を股に掛ける優秀なエンジニアが産まれていると考えられます。
各国の技術者は、それぞれこのような切実なモチベーションを持っています。多くの日本人が太刀打ちできないほどに彼等が成長するのは、そのためですね。
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